投資の知識を1UP
日経平均が3万円を超えたりと、株式市場が盛り上がっている印象です。
グングン株価が上がっているそんな時こそ「暴落が来るのでは…」と思ってしまいますよね。
暴落は大きなダメージになるし、暴落の底はわからないので気をつけなければいけません。
生き延びることが第一優先です。
一方の見方として、買いたかったけど手が出せなかった銘柄の株価が低くなっているタイミングでもあります。
「暴落した時に狙いたいリスト」を僕たちは個々でつけています。その一部を今回はご紹介します。
銘柄の選び方や考え方を参考にして頂ければと思います。
まずは僕(いとちゃん)から紹介させていただきます!
オービック
1つ目はオービックです。
この銘柄はZeppy投資ちゃんねるの動画で「グレートグロース」として紹介されていた銘柄です。
直近の決算(2021.1.26開示)も安定している感じでした。
営業利益率約58%は流石というか、率直にすごいなという印象です。
それに伴い増配も発表されていました。➡︎オービックの決算短信はこちら
解約されにくいサービス
オービックはシステムインテグレーター(Sier)と呼ばれる事業を行っていて
会社の基幹システムを提供しています。
上記でもわかるように、「景気が悪くなったから解約しよう」とすぐになるサービスではありません。
一度入れた会計システムや人事給与システムを違う会社のものに変更するときにかかるコストは計り知れません。(蓄積されたデータもうまく移行できるかわかりませんし。。)
基幹システムが解約されるのは最後(倒産など)なのではないかなと思います。
今回のオービックのように
不景気でも解約されにくいサービスの銘柄をリストアップしてみるのは面白いと思います!
三菱商事
2つ目も時価総額の大きな銘柄です!
商社のドンといった感じでしょうか。
2020年の8月に世界一有名な投資家バフェットさんが日本の5大商社を購入した事で話題にもなりました。
高配当株として人気が高い銘柄でもあります。
配当利回り:約5%(2020.1月の時点)
コロナ禍でも配当維持しています。
注目すべきは累進配当を採用しているところです。
つまり、基本的には配当が下がらないという事です。
もちろん政策が変更されれば減配になってしまう可能性はあるのですが、累進配当を謳ってくれている間は下がらないという株主には嬉しい政策です。
三菱商事は資金も潤沢にあり、セグメントも10以上の事業に分かれています。
突然一気に転ぶことはないのではないかと考えています。
ただ、三菱商事の売上の6割は「資源」です。
資源が多いと今回のように経済が止まった状態では大きなダメージを受けやすいので注意する必要はあります。
DXとEX事業に力を入れる
①DX
産業の効率化や付加価値向上に資する機能をデジタル化
企業の垣根を超えて提供するプラットフォームを構築する事で収益化するビジネスモデルの構築を目指していいます。
三菱商事は取引先も多いですし、今まで蓄積されたデータ量はベンチャー企業が持っていないものです。産業×DXの分野で期待している企業でもあります。
②EX(エネルギートランスフォーメーション)
底・脱炭素化に取り組んでいく
EXにより環境課題への適合と、エネルギー安定供給と言う社会的使命の両立に挑戦されています。
脱炭素という大きな流れが世の中的に出てきています。
その流れに沿った施策を三菱商事でも取り組んでいるようです。
商社株は景気敏感株でもありますのでコロナのワクチンが行き渡った後に経済が回り出せば自然と業績も回復はしてくると考えています。
商社はオワコンと言われ続けていますが、それでも商社は衰退することなく今も売り上げを伸ばしています。
三菱商事という巨大企業に蓄積されたデータ×DXで、あらゆる企業の川上から川下までカバーするさらに強い企業になったら面白いですね。
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次からはKENの気になる銘柄です!
ウォルト・ディズニー
米国株です!
誰もが知っていて、老若男女に愛されているキャラクター「ミッキー」の会社ですね!
業績は以下のような感じです。
コロナ禍の影響で売上利益ともに落ち込むものの、急回復しそうだと考えています。
チャートは以下、時価総額は30兆円ほど。
強み
①圧倒的なブランド力
なんと言っても圧倒的なブランド力はかなりの強み。
熱狂的なファンが世界中にいるとこは、何にも変えがたい強みである。
仮に、リスク要因が発生したとしても、ディズニーのファンがいきなり消えるということ はなかなか考えにくい。
②超成長のディズニープラス
サブスクのディズニープラスが大きく伸びている。
2020/6末時点で、5750万人だったのが2020/9末時点で、7370万人にわずか三ヶ月で急増している。
また、huluやESPN+を合わせたサブスクの会員数は1.2億人と日本の人口に迫る勢いです。
大幅な上方修正が行われた
会社も全く予想できていないほどの急成長。
2024年に達成予定であったガイダンスを2020年にほぼ達成してしまいました。
■ディズニープラス 6000万-9000万(2024予) ➡︎8680万
■hulu 4000万-6000万(2024予) ➡︎3880万
■ESPN+ 800万-1200万(2024予) ➡︎1150万
これを受けて、計画を大幅に上方修正。
2024年のディズニープラスの計画目標値が
6000万-9000万→2億3000万-2億6000万
約3倍の予想に変更になりました。
ディズニーは老若男女ファンがいます。
コロナ禍でファンは、ディズニーに行けない気持ちを「ディズニーグッズ」や「ディズニーチャンネル」で癒す事で、さらにディズニーへを好きになり「テーマパーク」にも足を運びたくなる。という循環が生まれているのではないでしょうか。
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大幅な上方修正ですね!この予想が達成されるのか注目です。
NIKE
世界的に有名なスポーツメイカーですね。
ナイキの商品を買ったことがない運動部の人はいないのではないでしょうか?
まずは、業績をチェック
売上・利益ともにじわじわと上がっています。
コロナ禍は赤字ですが、そこまで酷い数字ではないと思います。
注目してほしいのが
2020.5月期の1Qがコロナ前の利益水準を超えてきて急回復しています。
最新の決算(2020.5月期の2Q)の売上高もそこそこ好調ですのでNIKEのブランド力を示したと思います。
【チャート】
ナイキはヴェイパーという靴を開発して販売しています。
「ヴェイパーフライ」シリーズは
箱根駅伝などで区間記録を出している選手の大半が使っていたりする靴です。
簡単にいうと早く走れる靴です。
陸上選手も多く利用しています。そういった商品開発力も魅力の一つです。
また、ジムでの利用です。
日本でも近年は流行ってきましたが欧米などでは日常的にジムにいく方が多く
ジムの時に使うスポーツ用品としてNIKEが選ばれることも多いのではないかと考えます。
Nike Direct
アプリ(プラットフォーム)を使ってそこから直営店に来てもらって売るという
卸売りを介さないダイレクト販売を強化しています。
ここの事業がYoYで80%成長しています。
売上に占める割合もかなり高くなっています。
Nike Directが今後も伸びていくと利益率が上がっていくので期待したいところです。
また、このNike Directが主流になっていくと「NIKE依存」になっていくのではと考えます。
今まではいろんな商品が並んでいる中からNIKEの商品をたまたま選んで購入していた事があったと思います。
Nike Directから直営店で購入するようになると、他社の商品という選択肢がないためNIKEの商品の中で選ぶことになります。
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KEN銘柄は2つともブランド力が高くファンが多い企業ですね!
まとめ
三菱商事(8058)
ウォルト・ディズニー(米株)
NIKE(米株)
今回は暴落時に狙いたい銘柄ということで個別銘柄についての記事でした。
4銘柄とも比較的に時価総額が大きい企業だという共通点もありました。
企業の資金力やブランド力、長い年月で培ってきたノウハウやクライアントとの関係性、解約されにくいサービスなどなど、、、
暴落が起こってしまった時には高嶺の花だった銘柄の株価も一緒に落ちていきます。
今回の4銘柄の特徴などを参考にしながらご自身でも「狙いたい銘柄リスト」を作ってみてはどうでしょうか?
今回の記事は動画でもご覧になれます。