【銘柄分析】業績でチェックするべきポイント7選

決算書はどこを見たらいいんじゃろうか?

決算シーズンが近づいてきました!

決算どこを見たら良いですか?という質問がかなりあります。

初心者の教科書などでは載っていたとしても、「売上高」「営業利益」とかまでです。

もちろん大切で誰もが見ているけど、それだけだと中々優位性が発揮できません。

なので、今回は注目している決算書のチェックポイントを解説します!

基本的な所から応用になっていくのでぜひ最後までご覧下さい。

①クラウドでデータ保存している✅

前提として、有料の分析ツールを入れていない場合は、

クラウドで数字を管理するのがおすすめです。

「エクセルで自分のPCに保存」だけでは、
何かあった時に大切なデータが消えてしまう可能性があります。

投資においてデータは命です。

なのでクラウドで残していきましょう。

クラウドであれば出先のスマホからでもデータの入力や確認ができたりするのも利点です。

いとちゃん
いとちゃん

僕はGoogleドキュメントに保存してます

 

②基本的な数字は全て把握する✅

基本的な数字とは

売上高・営業利益・経常利益・当期純利益のことです。

ここで重要なのは、四半期の累計四半期毎どちらの数字も把握することです。

どういうことかと言うと、
日本企業の場合は、原則として決算短信は四半期の累計で発表します。

ソニー 2021年第3四半期の決算短信

これ見てもらうと、2020年4月1日〜2020年12月31日までの数字になっています。

これだけでは、直近3ヶ月(1Q)でいくら売上があって、いくら利益が出ているのか把握できません。

企業の成長を調べる時にはQonQ(前年の同じ期との比較)で見ることが大切です。

なので、四半期でチェックしましょう。

マネックス証券の銘柄スカウターだと四半期毎に表示してくれいてるので便利です。

マネックス証券「銘柄スカウター」より。前年の1Q毎の比較がしやすい。

こんな感じで、四半期ごとの決算の数字が分かります。

四半期(3ヶ月ごと)の数字が分からないと、累計では黒字だけど、直近の3ヶ月では赤字なんて事もあるので注意です。

直近の数字が良かったら、良いトレンドが来てるのかもしれないと把握する事ができます。

企業分析では過去の推移を把握することがとても大切です。

基本的な数字をQonQで成長しているか確認しよう!

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③利益率などを把握する✅

利益率とは、

粗利益率 営業利益率 経常利益率 当期純利益率

のことです。

粗利益率

粗利益率=粗利益÷売上高

粗利益率が上がる事は原価が下がっていると言うことなのでとても良い事です。

サブスクリプション型のソフトウェアなどは、契約(金額)が増えれば増えるほどコピーアンドペーストで原価が抑えられるので粗利益率が拡大していきます。

売上が大きな企業であれば粗利益率の割合が1%でも増えれば最終利益に大きく変化が出たりします。

注意点としては「点」ではなく「線」で推移を確認しましょう。

一過性のものではなく、継続的な変化なのかを確認することが大切です。

目安としては最低でも3~4年間の3ヶ月毎の推移をチェックしましょう。

営業利益率

営業利益率=営業利益÷売上高

粗利益率にもよるが、販管費の削減によって伸びてくるパターンがあります。

営業利益率が高い会社は、ビジネスモデル的にも優秀な会社が多いです。

業界平均より営業利益率が高い企業はチェックです。

当期純利益率

当期純利益率=当期純利益÷売上高

最終的な利益率なので、やはり外せません。

利益率から会社の変化がわかる

利益率の変化は会社の変化です。

変動した利益率の原因を深掘りすると企業の変化がわかってきます

例えば「業務効率化します」と言っていた企業の利益率が良くなっていたら有言実行していることが数字から分かったりします。

利益率の推移をみましょう

④EPS✅

EPSとは一株あたりの純利益です。

日本のニュースでは『売上高◯◯%増加!』などの見出しがよく使われていますが、アメリカ株のニュースではEPSの伸びが重視されています。

日本株も同様にEPSはとても大切ですのでチェックしましょう。

ソニー株式会社(6758)累計のEPS

決算短信にEPSは載っています。

先ほどと同じ注意点ですが、累計で表示されているので、1Q毎でいくらのEPSなのかを確認してこちらも推移を見ていきましょう。

⑤期中平均株式数✅

期中平均株式数はEPSを計算する時に必要な数字です。

期中平均株式数を確認すると、EPSの押し上げor押し下げになっているかが分かります。

EPSの計算を確認しましょう。

EPSの計算式

EPSの計算に出てくる「普通株式」のほかに何があるかというと「優先株式」と言うものがあります。

優先株には優先配当をしないといけないなどのルールがあります。

ただ優先株はめちゃくちゃ多い訳では無く一部の人が持っている株式ですので、基本的には期中平均株式数の数字を追っていただければ大丈夫です。

期中平均株式数(ソニー決算短信より)

上記画像のソニーの数字を見てみると、ソニーは自社株買いを行なったので2020年より2021年の期中平均株式数が減っているのが分かります。

期中平均株式数もデータとして記録してその推移を見ていくと自社株買いが進んでいる事なども分かりやすいです。

⑥キャッシュフロー計算書✅

キャッシュフロー(CF)は現金の出入りを示しています。
ソニーの場合を見てみましょう。

ソニー(6758) マネックス証券「銘柄スカウター」より

例えばソニーのこのグラフをみると、緑色の「投資CF」が毎年多いので投資を積極的にしていることが分かります。

また青色の「現金・現金同等物」も伸びているので現金も多いことが分かります。

営業CF/投資CF/財務CF/現金

この辺りを見た後はその中身もしっかり見ていきましょう。

中身を見る事で「減価償却が重いからこれくらいの数字なのか」など表の数字の原因をしっかり見にいきましょう。

いとちゃん
いとちゃん

実際のお金の流れを把握するためにもチェック!

⑦その他、重要指標✅

見慣れている銘柄だと真っ先に見るのがその他重要指標です。

例えばサブスクリプションなら、 

  • 契約者数の推移
  • 解約率推移
  • 1ユーザー辺りの課金額推移

その他、製造業や最近のクリーンエネルギーの企業などの減価償却が重い企業に関しては、EBITDAを確認する必要があります。

このように企業毎、ビジネスモデル毎に見るべき重要指標があるのでそこをチェックしましょう。

特定のセグメント売上推移

成長期待をしているセグメントの売上推移は必ず記録しましょう。

例えばとある企業に「A事業」「B事業」「C事業」があった場合。

「C事業」に期待しているのであれば「C事業」の売上推移は必ず記録して推移を見ていきましょう。

期待しているセグメント売上は要チェック

期待している「C事業」が右肩上がりなのか、それとも最近は鈍化しているのかでその企業への期待(評価)も変化します。

企業毎にある、注目ポイントは必ずチェック

まとめ

チェックすべき7つのポイント

  1. クラウドに保存
  2. 基本的な数字は全て把握
  3. 利益率を把握
  4. EPS(1株利益)
  5. 期中平均株式数
  6. キャッシュフロー計算書
  7. その他、重要指標

今回は決算書でチェックするポイントについてお伝えしました。

小さい企業だと決算短信や決算説明資料を隅々まで見ている人も少ないと思います。

そこがある意味自分たちの強みになります。

数字を表やグラフで確認していくことで小さな変化にもすごく敏感になっていきます。

決算シーズンも近くなってきました。
ぜひ参考にしてこれから伸びていきそうな企業を探しましょう!

こちらの記事は動画にもなってます🔻
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